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YouTuberコラボにこそ必要なYouTube以外のSNSの重要性

平成から令和の元号越えで、渋谷109コラボが話題にもなったYoutuber。

若者文化の発祥の地ともいえる渋谷で、平成最後にシリンダー広告を飾ったYouTuberは、いまの若者たちのポップカルチャーの象徴になったといえます。

しかし、「YouTuberが人気」ということは多くの人が知るところですが、その人気を定量的に捉えることができているのでしょうか。
今回は、シリンダー広告に掲載されたYouTuberのSNSフォロワー数・話題数から考えてみたいと思います。
※フォロワー数などの数値は2019/5/17時点のものとなります

 

水溜りボンド(カンタ)

チャンネル登録者は3,941,211人、Twitterのフォロワー数は1,221,411人、1日に「水溜りボンド」とつぶやかれている件数は1,000~2,000件でした。

カンタ【水溜りボンド】(@kantamizutamari)

東海オンエア(てつや)

チャンネル登録者は4,454,646人、Twitterのフォロワー数は1,664,616人、1日に「東海オンエア」とつぶやかれている件数は1,000~2,000件でした。

てつや【東海オンエア】(@TO_TETSUYA)

パオパオチャンネル(小豆)

チャンネル登録者は1,243,067人、Twitterのフォロワー数は411,824人、1日に「パオパオチャンネル」とつぶやかれている件数は200~500件でした。

@小豆(@azukin_toki)

アバンティーズ(そらちぃ)

チャンネル登録者は1,608,890人、Twitterのフォロワー数は533,418人、1日に「アバンティーズ」とつぶやかれている件数は500~1,000件でした。

そらちぃ【アバンティーズ】(@soraciavntis)

こうして数字を見ると、4グループとも1日あたりの話題数は500~2,000件となっており、特に人気の高い水溜りボンドさんや東海オンエアさんは常に1,000~2,000件の話題を生み出していることがわかります。

では、これまでの渋谷109のイメージに近い「ファッション」「読モ」という観点から藤田ニコルさん・りゅうちぇるさんの話題数と比較してみます。
すると、1日に出現する話題数は200~500件ほどであることが分かります。

これらのことから、少なくともSNSというフィールドに置いてはこれまでの「モデル・タレント」といったカテゴリよりも「YouTuber」の支持が大きくなっていていること、さらには若者のコンテンツ消費やタレントとの接点はYouTubeになってきていると考えられるのではないでしょうか。

YouTuberファンのコミュニティとしてのSNS

では、このようなYouTuberファン達にアプローチする際に、情報届けなければならないコミュニティはどこにあるのでしょう?

それは、Twitterなど「YouTube以外のSNS」であると考えます。

各YouTuberのチャンネル登録者数・Twitterフォロワー数・SNS話題数を見ると、これらの数値は「YouTubeチャンネル登録数>Twitter>SNS(Twitter)話題数」と相関していることが分かります。
このことからわかるのが、YouTubeはコンテンツの1次発信場所(置き場所)として、ファン・ファン以外も含めた最も広く多くのユーザーとの関わりをもっている場所であり、Twitterはコンテンツに付帯するコミュニケーション空間として、情報収集がしたい・他のファンとの交流がしたいといった、より踏み込んだファンがいるということです。

このようにファンにアプローチするためには、YouTuberを使ったコラボレーションを行う際、コミュニティが形成されているSNSを見極めた施策が重要だと言えるのではないでしょうか。

こうした、YouTuberといっても「YouTube」だけではなく他のSNSも横断的に考える「トータルSNSマーケティング」で、様々なポップカルチャーとのコラボレーションプロモーションをご提案させて頂いています。

 

コンテンツ×プロモーションのSNSにおける広がり

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