
吉野家×竹達彩奈さんから考えるマスターゲット企業のジレンマ解消
※画像は「吉野家×竹達彩奈「アタマの大盛」オリジナルCM」よりスクリーンショット
※本記事は2014年10月10日掲載「mushatter武士道ブログ」より再掲
声優の竹達彩奈さんが吉野家のWeb用オリジナルCM映像に出演し、10月8日に配信されました。すでに10月9日時点で70,000再生を超えています。

※画像は「吉野家×竹達彩奈「アタマの大盛」オリジナルCM」よりスクリーンショット
マスターゲット企業のジレンマ
声優さんやアニメを大手の企業が活用する際、企業のマーケターさんが気になるのはやはり費用対効果。
一部に熱狂的なファンがいる声優さんやアニメですが、マスマーケットを対象としている企業が使用するにはやはり規模の違い、ターゲットの違いがあります。
そのようなとき、無理にマス向けに行うのではなく、Web限定という手法を取ることで、ターゲットを絞ったコンテンツとして展開できると考えます。
私がサポートさせていただきました、クレアラシルさんの事例でも、「カゲロウプロジェクト」という中高生に人気の作品とのコラボレーションを行いましたが、デジタルにのみフォーカスしてマーケティングすることで、確実にターゲットに届け、実績を出すことができました。
- マーケティング予算100%デジタル投下で売り上げ増、2次元キャラ起用の「クレアラシル」(日経デジタルマーケティング )
- 「カゲプロ」とコラボ、「クレアラシル」の”100%デジタル”キャンペーン戦略(AdverTimes)
ソーシャルメディアから考えるプロモーション効果
ちなみに、今回の「吉野家×竹達彩奈さん」がWebでどのような影響を及ぼしているのか、Twitterの話題数を「Yahoo!リアルタイムサーチ」で見てみると、
吉野家というキーワード自体は通常より1,000件程度増えており、
竹達さんの話題も2,000件程度増えており、
吉野家と竹達さんを合わせたキーワードも1,482件発生しています。
このような、ターゲットを絞ってWeb限定でしっかりと話題を形成していくプロモーションにおいて、タレントに代わる存在として声優やアニメを戦略的に起用していくのは、これからの企業マーケティングにおいて有用ではないかと感じました。