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コラム

バーチャルYouTuberの生配信戦略を考える3要素C・P・Tとは?

毎日投稿する人からそうでない人までバーチャルYouTuberの活動スタイルは様々ですが、バーチャルYouTuberのもうひとつの楽しみ方にライブ配信というものがあります。

YouTube Liveでの配信や、ニコニコ生放送、さらに最近ではSHOWROOMを使った配信などライブ配信にも様々な種類がありますが、それぞれSNS上でどのような反応があり、配信はどのような盛り上がりを見せているのでしょうか、データと共に見てみましょう。今回はキズナアイのYouTube Live 、ねこますのニコニコ生放送、東雲めぐのSHOWROOMを比較してみたいと思います。

1.事前告知

キズナアイ

バーチャルYouTuberのトップであるキズナアイ。事前告知のツイートでは時間の表記に海外の視聴者への配慮がされているのが特徴的で、海外からも注目されているのがわかります。

ねこます

「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」ことねこますはニコニコ動画で定期的に公式生放送を配信。告知ツイートでは放送の企画で使用するイラストの投稿方法を説明しつつ、動画でも告知しています。

東雲めぐ

バーチャルSHOWROOMER東雲めぐはSHOWROOMでほぼ毎日のペースで生配信。現在は春休みとのことで毎日の配信の前に告知しています。普段の配信は30分ですが先日はスペシャルと題し1時間の配信に挑戦していました。

 

キズナアイは海外の視聴者に配慮していたり、ねこますは告知と共に配信内の企画で紹介するイラスト募集を行っていたり、東雲めぐは動画に誘致していたりと告知ツイートにも様々あるのがわかります。

2.視聴者数、配信内容

キズナアイ

YouTube LIVE 約2万人
キズナアイは生配信でも様々な企画に取り組んでいます。3月8日の配信ではバーチャルYouTuberがよく動画で取り扱っているゲーム「Getting Over It」に満を持して挑戦し、終盤ではコメントを拾ってのトークコーナーを展開しました。
特徴的なのはやはり海外からの視聴者が多いことです。コメントにも日本語以外の言語が散見され、SuperChatでも日本円以外の通貨での課金が行われていました。

 

ねこます

ニコニコ生放送来場者数 78,049人
月に1度のペースで配信される「けもみみおーこく国営公式生放送」。配信内容として特徴的なのは様々なVR技術を活用した企画で、視聴者のコメントが画面内で人の形をしたり、コメントの数だけポッキーが削れていくポッキーゲームを行ったりと、ニコニコ動画の特性であるコメントを活かした生配信が行われています。
ニコニコ動画の特性として来場者数がセッションで数えられるので多くなる、コメントがライトに投稿できるため増える、という特徴があります。コミュニケーションのコメントというよりも、コメント機能を使って遊ぶというのもニコニコ生放送の特徴です。

コメントを使ったVRの遊び(コメント統合思念体)

東雲めぐ

SHOWROOM 約5,000人
YouTube LIVE 約2,000人
東雲めぐの配信ではSHOWROOMの機能であるSPギフトを送ると、実際に彼女がいる空間にギフトがオブジェクトとして出現するのが特徴的です。スペシャル配信ではYouTubeでのミラーリング放送を実施し、形式のボーダーを越える配信方法にも取り組んでいます。

溢れかえるギフト(公式Twitterより)

配信内容を見てみるとさらにそれぞれの個性が色濃く出ているのがわかります。リアルとバーチャルの差だけでなく、バーチャルの中にも様々な配信スタイルが生まれたことで視聴者側も好みに応じたものを追いかける視聴方法になってきた為、よりキャラクター性を反映した内容にしていくことも重要になってきたのでしょうか。

3.Twitterの盛り上がり

キズナアイ


「キズナアイ」を含むの配信日のツイート数を見てみると配信の間に盛り上がりを見せていることがわかります。
いっぽうで公式ハッシュタグ「#KizunaAI」で見ると、そこまでTwitter上に大きな山にはなっていません。YouTubeでのコメントがTwitterに連動していないため、YouTube内でのコミュニケーション用に完結しているといえます。

ねこます

配信の公式ハッシュタグ「#けもみみおーこく国営公式生放送」のツイート数を見てみると驚異的な盛り上がりをしていることがわかります。

配信内で紹介するイラストを募集したのもありますが、配信中の数々の衝撃的な画面をスクリーンショットしてツイートする人が多かったようです。ニコニコ生放送とTwitterをうまく連動した企画であるといえるでしょう。Twitterとのコメント連携なども影響していると考えます。

セクシーショット

東雲めぐ

キャラクターの公式ハッシュタグ「#東雲めぐ」の配信日のツイート数を見てみると綺麗に配信の時間に盛り上がっているのがわかります。午前中の盛り上がりは7時半からの配信のものです。

並べてみるとやはりねこますのTwitterでの言及のされ方がとび抜けています。その理由は、Twitterとの互換性、および企画においてTwitterでネタにされやすいような内容であったというのもあるでしょう。感想を共有したくなる非常に先進的な配信だったことも理由の1つかもしれません。

4.まとめ

今回は生配信についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

東雲めぐのように生配信を主に活動するキャラクターが登場し、バーチャルYouTuberの生配信は形式も内容も様々になってきました。テレビとは違った人気者を輩出する場になっていた各種生配信にバーチャルキャラクターという新たなカテゴリが生まれ、それぞれがキャラクターを活かすだけでなく、バーチャルを活かした生配信という新たなエンターテイメントを生み出すようになりました。

その中で、今回の3人のバーチャルキャラクターを通して、わかったことは、事前にTwitterで生配信を告知するのはもちろんですが、配信プラットフォームと企画によって、事中、事後のTwitter上のキーワードは大きく異なるということです。

①キャラクター特性 Character
②配信プラットフォーム Platform
③Twitter
という3つの異なる要素(C・P・T)をどう戦略的に組み立てるか、今後バーチャルキャラクターでの戦略やタイアップを考えている企業様は参考にしてみてはいかがでしょうか?

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