小熊史也 小熊史也 Editor

メールマガジン「週刊SHAREPOP」編集長

バーチャルYouTuberへの造詣が深く、輝夜月世界初インタビューの企画執筆を担当して以降、キズナアイ,ミライアカリ,月ノ美兎などへのインタビュー、各種イベントレポート、考察記事などを手がける。
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コラム

ピンキーポップヘップバーンに学ぶ理想のスタートダッシュ

PPHをご存知ですか?

TVアニメ「バーチャルさんはみている」のスタートや「news zero」にて特集が組まれるなど2019年も初めからニュースに事欠かないVtuber界ですが、2018年の年末に突如として現れ、大きな話題となっている超新星がいるのをご存知でしょうか。

その名も「ピンキーポップヘップバーン」さん。登場から1ヶ月ほどながらTwitterのフォロワーは約7万人、チャンネル登録者数は約13万人と驚異的なペースで伸び続け、バーチャルYouTuberランキングの急上昇カテゴリにおいては連日上位を飾っています。

キャラクターデザインにほのかな既視感を感じる方もいらっしゃることでしょう。それもそのはず彼女はあの輝夜月さんのデザインを手掛けたMika Pikazoさんがキャラクターデザインを担当しているのです。初めは明言されていなかったものの輝夜月さんと共通する三色の×のモチーフなどから察するファンが続出しました。

基本情報として改めて輝夜月さんとMika Pikazoさんについてもご紹介します。
輝夜月さんは2017年12月のVtuberブームの発生と同時期にデビューしたバーチャルタレントです。史上初のVR空間での商業ライブの開催や、アパレルブランド発足など独自の路線で活動を展開しており、拡大を続けるVTuberシーンの中でも抜群の存在感を放っています。

そんな輝夜月さんのキャラクターデザインを手がけているのがイラストレーターのMika Pikazoさん。鮮やかなの色使いとポップな作風で人気を博す気鋭のクリエイターです。輝夜月さんの公式アパレルブランドのロゴデザインやグッズデザインなど幅広く活動しており、昨年末のコミックマーケットでは人気イラストレーターを多数招いてのVTuber合同誌を主催し、こちらも大きな話題になりました。

他のVtuberとのコラボも稀で、独特のスタンスで活動する輝夜月さんの後輩であり、大人気イラストレーターMika Pikazoさんのデザインとあって話題性は抜群ですし、スタートに際してそうした関係者の熱量を取り込むということももちろん重要ですが、それだけが大ヒットの要因なのかと言うとそうではありません。

入念な準備と丁寧な展開

まずスタートの部分にフォーカスしてみると、フックのある自己紹介動画を用意し、見所を切り取りバズの可能性を秘めた告知ツイートをして、メインであるYouTubeへのスムーズに誘導するという徹底した丁寧さが見てとれます。

そうして得た注目を単発で終わらせるのではなく、長大なものへ発展させていく為の工夫も秀逸で、特に素晴らしいのが細かく丁寧なTwitter運用をしているということです。まず基本として数多く寄せられるリプライに対して積極的に返信しており、Vtuberの強みであるコミュニケーションがとれるという部分を十分に発揮しています。

また彼女もVtuberのファンであることを公言しており、先輩達とのコミュニケーションも積極的です。特に熱い視線を注いでいる.LIVEアイドル部のもこ田めめめさんに対しては生放送の実況をTwitterで行うほどで、リアルに構築されていくキャラクターどうしの関係性を楽しむというVtuberの魅力を見せてくれています。

他にも好きなものの話をすることで個性を表現しており、特にアニメ「アイカツ!」についてはディープなファン達も感心するレベルで愛を語っています。結果としてアイカツファンの熱量を取り込むことにも成功していて、合わせたテーマでのファンアートも見られました。

基本の徹底によるコミュニティ形成

  1. リプライも含め頻繁にツイートをする
  2. 界隈との親和性を高める為にVtuberを積極的に話題にする
  3. 好きなものについて語ることで、個性を表現すると共にファン層からも支持を得る

といったTwitter運用マニュアルを作るのであれば基本となってくるような事を丁寧に行うことによって、企画を単発のバズに終わらせるのではなく、長期的なコミュニティ形成に繋げているというお手本のような事例であると言えます。

これだけ語るポイントを持ちながら活動自体はまだ1ヶ月で彼女の全貌は明かされきってはいません。先輩である輝夜月さんに負けじと破天荒でありながら、独自の魅力をこれでもかと見せつける彼女の動向にこれからも注目していきたいと思います。

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