
企業のマーケティングソリューションとして考えるTCGコンテンツ
これまでSHAREPOPでは、マーケティング視点で様々なアニメ作品やVtuberを追ってきましたが、それらポップカルチャーの活躍の場は、益々広がりを見せています。
その活躍の場として注目を集めているコンテンツの一つに、トレーディングカードゲーム(以下:TCG)があげられるのではないでしょうか。
コンテンツコラボのプラットフォームとしてあり続けるTCG
”TCG×アニメ”の元祖とも言えるTCGタイトル「ヴァイスシュヴァルツ」には、シリーズものでありながらも常に熱量の高い今期アニメ作品、「進撃の巨人」がすでに参戦していたり、昨年の10月よりスタートし、3クールに渡って今現在も放送が続く根強い原作ファンを抱えるアニメ、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」も本日商品が発売となりました。
🎉いよいよ今週末6/14にトライアルデッキ+(プラス) 「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」が発売ッ‼️
当たりデッキには特別仕様カードが封入されています!発売に合わせて、🔰あそびかた教室や🎖️発売記念大会も開催‼️ぜひチェックしてくださいね🎵https://t.co/futxIdhnH6#jojo_anime #WS pic.twitter.com/058a1skgYK
— ヴァイスシュヴァルツ公式 (@wstcg) 2019年6月11日
また、タカラトミーより発売されている「WIXOSS-ウィクロス-」シリーズには、バーチャルライバーグループの「にじさんじ」がコラボタイトルとして参戦することが発表され、ウィクロスの世界で「にじさんじ」のキャラクターたちが実際に対戦に使用できるようになると大きな話題を集めました。
【にじさんじウィクロスバトルセット】
2019年8月31日(土)発売
価格:2,434円+税#月ノ美兎 #樋口楓 #静凛
がルリグとして参戦❗️✅美少女ライバーが全員参戦!
✅カードイラストは全て描き下ろし!https://t.co/1GOliWicF4 pic.twitter.com/MENfbeBDSE— WIXOSS公式アカウント (@wixoss_TCG) 2019年4月21日
発表当日、「ウィクロス」についてのツイートボリュームは、9000にも登り、注目の高さが伺えます。
企業がコラボするソリューションとしてのTCGコンテンツ
上記2タイトルは”TCGコンテンツ側がアニメをソリューション”と考え、コラボに至った側面がありますが、古くよりアニメとTCGは密接な関係にあります。
現在もなお国内シェアNo.1を誇り、抜群の知名度を誇る遊戯王は本来、「玩具であるTCGを売るソリューションとしてアニメが企画された」と言われています。
ですが近年、アニメを含めたTCGというコンテンツそのものの熱量の高まり、TCGコンテンツとのコラボを企業のソリューションとして考え、注目し始められているようにも伺えます。
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— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2018年10月30日
カードゲームを中心にTVアニメ、コミックス展開している大人気作品「カードファイト‼︎ ヴァンガード」のサンリオデザインプロデュースが決定!今年10月よりグッズの先行発売を予定♪お楽しみに! https://t.co/3NRD1vGHw5 pic.twitter.com/n1EivHbXjm
— サンリオ (@sanrio_news) 2018年8月28日
TCGコンテンツの熱量ってどんなものなの?
では注目されるTCGコンテンツの熱量とはどのような規模なのか。
「遊戯王」を含むツイートが、ツイッター上においてデイリーでどれくらいあるのかを見てみましょう。
直近約1ヶ月で7000~9000件が安定して発生しており、新商品に収録される新規カードの公開やファンのネタ的な投稿によって、10000件以上の山が形成される傾向があります。
この熱量の山の形成のされ方は、アニメ放映日に10000件以上の山が形成される、以前SHAREPOPでも取り上げたアニメ作品「鬼滅の刃」に近い動きをしているのではないでしょうか。
但し注目すべき点は、TCGというコンテンツは3ヶ月一度のクール入れ替わりのサイクルがあるコンテンツではないということです。
新商品の動向に熱量が左右されるという特性はありますが、基本的には同じ規模の熱量を上下しながら常に継続しているコンテンツと言えます。
企業のソリューションとしてのTCGコンテンツ
以上のことから、アニメに比べ、比較的安定性のあるコンテンツということが伺えます。
また、TCGコンテンツにおけるコミュニティは実際に対面して遊ぶアナログな商品のという特性と、大人から子供まで年齢の垣根を超えて遊ぶことができるという共通言語性から、各タイトルにおけるファンのコミュニティが非常に強固なものになっているのが特徴です。
SHAREPOPでは、そんな可能性を秘めたTCGシーンの動向を追っていくとともに、企業ソリューションとしてTCGという角度からも、分析を続けていきます。
数字で見るコンテンツの熱量 SNS上の広がり
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