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SNSだけが戦略じゃない!20歳を迎えたモーニング娘。

今から20年前、手売りでCD売上5万枚を達成し、デビューしたアイドルがいる。

それが、みなさんもご存知、モーニング娘。です。

グループは今年20歳(はたち)を迎えた!

メンバーの卒業と増員を繰り返し、1997年のデビュー以来活動し続け、20週年を迎えました。

それを記念した「モーニング娘。20周年記念スペシャル」が先月放送され、当時のメンバーと現役メンバーで再結成されたミニモニ。や初期メンバーが5人が全員出演するなどして、SNS上でも話題になりました。

黄金期メンバーのネームバリューの強さにSNSは関係ない!?

先日放送された深夜番組での「モーニング娘。OG同窓会」では、深夜帯でもこのような話題の山を作っています。

「黄金期」と呼ばれる、名の知れたメンバーが卒業した当初は、今のようなSNS(TwitterやInstagram)はありません。

ブログの開設も、芸能人が続々とアメブロを開設し始めたのよりも少し後。

現在は現役メンバーのブログも開設されていますが、当時は卒業したメンバーのみが個人のブログを更新していました。

つまり、最近のようにSNSでじわじわと話題になるようなことはなく、モーニング娘。時代にどれだけメディアを通して名前を世間に認知されたのか、またコンサートやイベントを通じてファンの心を掴むのかが勝負どころだったわけです!

「ブログだけ」が逆に新しい!?

前述の通り、卒業したメンバーが次々とブログを開設していき、やがては時代の流れに合わせてInstagramを更新するOGもいます。

しかし現役のメンバーに至っては、ブログまたは限られたメンバーがWEARの更新をするのみです。

またブログも個人で持つのではなく、同期のメンバーと一緒のものを更新しています。

ファンは今日はどのメンバーが更新してくれるのかを、待つことになります。

これは、アイドル戦国時代と言える現代において逆に新しいのではないのでしょうか。

他のアイドルがTwitterやInstagramを更新し、話題になる中で、現役メンバーも「モーニング娘。‘18」の名前を埋もれることなく、フォーメーションダンスや各メンバーの個性を活かしてアイドルとしての地位を築いています。

SNSでファンへ発信することも、この時代のアイドルの活動における大切なことの一つ。ですが、敢えてそこには重きを置かず、“現場至上主義”のような活動の仕方も、モーニング娘。が長年続いてきた秘訣とも言えるでしょう。

どの世代でも盛り上がる曲がある

「LOVEマシーン」や「恋のダンスサイト」などミリオンセラーを達成している楽曲はもちろん、各世代で「この曲知ってる!」「この曲の時、何歳だったなぁ・・・」など、世代別に盛り上がる曲があるところがモーニング娘。の強みだと思います。

SNSに特化しなくても、ファンに喜ばれる活動はできる。

幅広い年代に好まれるモーニング娘。は幅広くタイアップ企画を行えるアイドルと、企業は捉えて良いのではないでしょうか。

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