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SNS時代の映画PRとは?オーガニックな口コミを発生させるためのLINE活用法

SNSが身近になり、消費行動にも影響を与えている現在においては、SNSでの話題数がPRにおける重要な要素になっています。皆さんもTwitterで話題になっていたから!という理由で興味を示して、なにかを購入したことがありますよね?

特に、映画においては昨今ではTwitterでの口コミから火がついたヒット作品というのも珍しくありません。そんなSNSでの話題数を生み出す方法として、LINE公式アカウントを活用したPRの事例をご紹介します。

映画における事前のSNS話題数

では、実際にヒットへと繋がった作品は公開前にSNSでどのような動きがあったのでしょうか。実際に映画のSNS話題数を見てみましょう。How can I borrow 100 dollars right now?

2019年10月に公開され、SNSで多いに話題を振りまいた「ジョーカー」。マーベルにならぶ大人気アメコミブランド”DC”の人気キャラクターにスポットを当てた作品として、話題を呼んでいましたが、「ジョーカー」+「映画」での話題数を見ると、公開日まで話題数が積み上がり、公開日で大幅に増加しているのがわかります。

また、2019年の劇場アニメ大本命として公開された新海誠監督の「天気の子」は、公開前から様々なコラボキャンペーンの展開も目立っていました。話題数を見ると、キャンペーンの効果もあってか公開日までに1,000件の話題数を生み出しています。

大人気漫画の実写化作品である「キングダム」。人気作品の豪華キャストによる実写化ということもあり、TVなどのマスメディアにおけるプロモーションが広く展開されていましたが、SNSでの話題数も順調に増え続け、公開前には2,000件にも及んでいました。

いずれも公開日が最も話題数が伸びていますが、そこに繋がる公開日までの盛り上がりに事前のSNS PRの重要性を見てとれると思います。

チャットボットで擬似的コミュニケーション

では、どうすれば公開前に話題を生み出すことができるでしょうか?

TVをはじめとしたメディアの露出や、SNSを使ったキャンペーンなど、様々な手法がありますが、映画ならではの「登場するキャラクターやキャストによる世界観にファンの熱量が集まる」という点を活かしたのが、登場キャラクターをテーマにした、LINE公式アカウントの開設です。

LINE公式アカウントの機能として、友だち登録をしたユーザーに作品やキャンペーン情報をメッセージとして届けることがありますが、LINEのコミュニケーションツールとしての側面をより活かした「チャットボット」という機能があります。

チャットボットでは特定のワードが打ち込まれるとそれに対応した返信をするシステムで、たとえば「公開日」というワードが含まれたメッセージを受けた場合に「○月○日です」といった返信をすることができます。これを応用することで、登場人物との擬似的なコミュニケーションを生み出し、作品の世界観を再現することができます。

実際に映画「響」で行われたLINE公式アカウントの活用方法を見てみましょう。

主人公「鮎喰響」のものとして運用されているLINE公式アカウントは、他人を寄せ付けない孤高の存在として描かれる響のキャラクターを反映したものになっており、あいさつをしてもそっけない返事が返ってきます。

しかし、原作を知っている人にとっては、確かに響ならこういうLINEをしそうと思わせるような反応になっており、実際に反響を見ても、架空の存在である「鮎喰響」とのコミュニケーションを楽しんでいるのがわかります。

 

別の例として映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の場合も見てみましょう。こちらの場合は登場人物のひとりである「藤原千花」のものとして設定されたもので、映画の物語時点ではスマホを持っていない主人公に代わってやりとりをしてくれるものになっています。

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ドライな返事をする響の場合とは違って、こちらはユーモラスな反応をするようになっていますが、どちらも作品の世界観を再現することに成功しており、広告やキャンペーンではなくオーガニックなクチコミとしてSNS上に話題を生み出すことに繋がっています。

ユーザーの熱量を意識したテーマ設計

さて、こうしたSNSでの反応を見ると、クチコミを生むためのポイントがあることがわかります。

  • 実際にキャラクターとコミュニケーションをとっているかのような体験
  • ファンが共感する、キャラクターや作品のツボを抑えること

これらを実現するためには、コンテンツに対する深い理解と、文脈に沿った展開が必要です。
ユーザーの熱量がどこに存在するのかを理解し、それを受け止めるアカウントのテーマ設計が実現できれば、その熱量はLINEからTwitterへ拡散し、話題数の最大化へと繋がると考えます。

LINE公式アカウントは、メッセージ配信というダイレクトマーケティングの機能に加え、コミュニケーション・クチコミ拡散にも寄与する、SNS時代の新たなPR手段として考えられるのではないでしょうか。

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