

SHAREPOPでは企業のマーケティング活動に対して、ポップカルチャーをソリューションとして考えサポートをしていきます。
SHAREPOPでは企業のマーケティング活動に対して、ポップカルチャーをソリューションとして考えサポートをしていきます。
AIによるモーション解析でよりインタラクティブなバーチャルライブ体験を!「GooMe」サービス発表記者会見レポート
これまでゲームやサービス開発に取り組んできた株式会社トライフォートによるAI事業第1弾として、バーチャルタレントライブ配信アプリ「GooMe」のリリースが発表されました。
公式タレントとして「慧桜ココロ(アスカココロ)」さんのデビューも発表された記者会見の様子をお届けします。
技術で差別化を図ったあらたなバーチャル配信プラットフォーム
はじめに代表取締役CEOの大竹慎太郎さんが登壇し、会社紹介と新規事業の発表が行われました。
株式会社トライフォートは2012年に創業し、これまではゲームやサービスの受託開発を主な事業として取り組んできました。
ビジョンとして「MONOZUKURI PLATFORM」というものを掲げており、優秀なクリエイターが集まって物作りをしていくことで、それに影響された優秀な人材が集うというような環境を理想としています。
そのため、これまでの受託開発に留まらず新たな展開に取り組もうとしており、その新事業第1弾が今回の「GooMe」となります。
業界初スマホ1台で上半身を含めたモーションキャプチャー
つづいて取締役スマートフォンアプリ事業本部本部長の安川昌平さんから詳しい新規事業の説明が行われました。
リアルな動画コンテンツの流行が、テレビからYouTubeなどのストリーミングに、YouTubeからSHOWROOMなどのライブ配信にと変遷してきたようにバーチャルな領域でもライブ配信が大きなブームとなりつつある現状を踏まえ、ライブ配信を通じたよりインタラクティブな体験を楽しめるようにと「GooMe」の開発はスタートしました。
現状本格的にバーチャルYouTuberとして活動しようとするとモーションキャプチ
ャーや周辺機器の用意に多大な費用がかかり、手軽に始めるのは難しいという問題があります。
それを解消し、だれでも手軽に始められるようにとiPhoneXのフェイストラッキング機能を活用したサービスはいくつか出てくるようになりました。
そこに参入する「GooMe」の特性は独自のAIモーション解析技術によって上半身の動きをトラッキング出来ることです。
既存のサービスでも出来ていた表情の再現に加え、手を振ったりするなどの動きを加えることでより豊かな表現をすることが可能になります。
また動画をストリーミング配信するのではなく、キャプチャーしたモーションのデータを配信し、視聴者の端末上で3D空間を再現するという業界初のシステムをとっており、リアルタイムな3D空間体験を楽しむことが出来ます。
現在配信中の体験版では上半身のトラッキングを実際に体験することが出来ます。さらに後の展開として、3Dモデル統一規格VRMファイルのインポート対応を予定しており、他のサービスで製作したアバターを「GooMe」で動かすことも可能になります。またiPhone以外の端末への対応や、複数のアバターを同じ空間に登場させる機能などの実装を予定していて、正式版は2019年の春リリースを予定しています。
「GooMe」でさらにインタラクティブなバーチャルライブ体験を楽しめる
続いてAI事業開発部部長坂倉央さんが登壇し、実際のサービスについて説明が行われました。
「GooMe」はロゴにも表れているようにポップな世界観をテーマとしており、UIの随所にもそうした工夫が凝らされています。
配信を視聴する側の楽しみ方としてはコメント機能やギフティング機能があり、ギフティングのアイテムは現状2Dなものの3Dのアイテムの実装も予定しており、実際に配信者の手元へアイテムを届けるといったよりリアルな体験を楽しむことが出来るようになります。
配信をする側の楽しみ方としては、前述した上半身のトラッキングが最大の特徴で、スマホ1台で誰でも手軽に3Dキャラクターでのライブ配信をすることが出来ます。
配信する際の3Dアバターはパーツを組み合わせることで簡単に作ることが出来、パーツのバリエーションもこれから充実していく予定です。
つづいて質疑応答に。YouTubeなど他のプラットフォームへの配信は可能かという質問については、配信する機能はないものの、スクリーンキャプチャーなどを活用して配信することは可能で、特に制限はないそうです。
利用者拡大への取組はどのようなものが予定されているかという質問については、既に活動をしているバーチャルYouTuberとのコラボが予定されており、追ってアナウンスが行われるとのこと。
さらに特徴であるAI解析を活用したモーションキャプチャーについては、技術的には上半身だけでなく膝などのトラッキングも可能であり、現実的なアップデートとして手の開きのキャプチャーを開発しており、リリース後も継続的なアップデートが予定されています。
皆さま、はじめまして💛
アスカココロです(コ๑´ڡ`๑)コロ
VRの世界を飛び出して、今日からYouTubeとGooMeというアプリで活動していきます!
仲良くしてください♫
早速YouTubeに初めての動画を上げたのでみてね〜💛https://t.co/QcE3JGxsIm#アスカココロ #Vtuber #GooMe pic.twitter.com/HT6ZvRsi5i— アスカココロ-慧桜ココロ- (@asuka_kokoro_93) 2018年11月13日
最後に公式タレント「慧桜ココロ(アスカココロ)」さんがお披露目。
同時にバーチャルYouTuberとしてもデビューしたアスカココロさんはYouTubeではゲームやダンスなどの動画企画に取り組み、GooMeではならではの機能を活かしたライブ配信を行っていきます。
早速公開された初回動画ではVRゲームに挑戦。自己紹介をすると共に得意と語るゲームの腕前を見せてくれています。
最後に「バーチャル世界と現実世界の架け橋になりたい」と意気込みを語り、記者会見は終了しました。
バーチャルキャラクターによる配信プラットフォームは様々リリースされており、そのどれもがライブ配信における新たな体験をもたらすことに取り組んでいます。
今回発表された「GooMe」は独自の技術を活用したモーション解析により上半身のトラッキングを可能にしており、よりインタラクティブな体験をもたらしてくれるでしょう。
シェアコトでは「GooMe」と「慧桜ココロ(アスカココロ)」さんの活動をこれからも応援していきたいと思います。
メルマガ「週刊バーチャルYouTuberマーケティング」配信中です
毎週月曜日にバーチャルYouTuberのマーケティング情報をお届けするメルマガ「週刊バーチャルYouTuberマーケティング」を配信しています。ご登録の方は以下のフォームをご記入ください。
入力後、メールが届きます(迷惑メールに入ることもありますのでご注意ください)
バーチャルYouTuberに関する記事はこちら
- バ美肉ナイトクラブに学ぶ”局所トレンドはスモールマスになるか?
- “スモールマス戦略”を理解し、2019年のバーチャルYouTuberマーケティングに備える
- 輝夜月のライブはどうしてカッコイイのか? ~「輝夜月」と「KAGUYA LUNA」の違い~
- 「タイアップ」と「オリジナル」二つの事例に見るVTuber×企業マーケティング
- 東雲めぐちゃんと過ごそう!“公式”二次創作ギフトで深まり繋がる素敵なファンの日常とその先 東京タワーファンイベントレポート
- キズナアイは初音ミクを超えた!?データからバーチャルYouTuber元年の企業コラボを考える
- バーチャルSHOWROOMER『東雲めぐ』から確信したライブ動画時代の「二次創作ギフト」という考え方
- バーチャルとユーザーを繋ぐ“感謝”のカタチ。バーチャルYouTuberのTwitter分析
- 東雲めぐとファンが育んだステキな特異点
お問合せ
SHAREPOPではバーチャルYouTuberに関するリサーチ・PRプランニングを承っています