記事を書いた人
データ

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のサプライズ予告で増えた新しいエヴァファンとは? 企業が備えるプロモーションのポイント

待ちに待った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2020年に公開すると発表されましたね。その発表の仕方は、7月20日から8月31日まで、映画館で予告編を上映する形での発表となりました。

皮切りとなった7月20日は、細田守監督最新作『未来のミライ』の公開日でもあり、その 上映前に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の最新作の予告が流れたというから、TwitterをはじめとするSNSは大盛り上がり。なんと、Twitter上での話題数が「未来のミライ」より「エヴァ」の方が増えてホットワードの1位にもなったわけです。

以下、画像を見ていただくと、「エヴァ」を含むツイートは最高値が55,780件に対して、「未来のミライ」を含むツイートは38,656件となっています。
※未来のミライの方がトータル数では多いです

さて、となるとやはり企業様も俄かに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とのタイアップを考え始めているのではないでしょうか?

SHAREPOPとして考えるべきだと思うのは以下の点です。

『2012年の「エヴァQ」から8年が経ったっとき、ファンはどう変わっているのか?』

私たちコアファンはどんな状況でもエヴァへの熱き気持ちは変わりませんので、2020年もウキウキで観るでしょう!しかし、若者や新しくエヴァを知った層もいるはずです。彼らがこの年月で十分なターゲットになっているとも考えるわけで、そんな新規層をデータから考えてみましょう!

エヴァンゲリオンのTwitterアカウントのフォロワーはどのくらい増えたのか?

7月20日時点で、エヴァンゲリオンシリーズの公式アカウントでは以下のようなツイートがされていました。

そして、20日から21日にかけてフォロワーは3,538人増加し、7月23日時点では80,598人となりました。

今回の予告だけで3,500人以上伸びるとはさすがです。
さて、ではさらに深堀してみましょう。

その3,538人の新しいフォロワーのプロフィール情報をテキストマイニングしてみました。
Twitterに書いているプロフィールを見ることで、予告後にフォローした人たちの志向がどこにあるのかを感じ取れるのではないかと考えます。

以下が新規にフォローした約3,500人について、取得したTwitterプロフィールをテキストマイニングした結果です。

こうして俯瞰して見てみると、アニメやゲームを含んでいる人が多いことはわかりますが、個人的に注目したのは、動詞のTOPにきている「推す」という単語です。
この単語は特定のキャラやアイドルなど「推しメン」などがあった場合に含まれる傾向にあります。ゆえに、今回エヴァをフォローした人は総じて何かしらの「推し」を持っている人、キャラが好きな人多いといえるのではないでしょうか?

エヴァに置き換えて考えてみれば、初号機などのエヴァ機体よりも、シンジ、カヲル、レイ、アスカ、マリなど、キャラにポイントを持たせた企画が新しくエヴァをフォローした人達にとって好感を持たれる可能性はあるのかなと思いました。

まだまだ、これからいろいろな情報が出てエヴァファンの動きも変わってくると思いますが、企業様は是非エヴァとのタイアップにおいて、新しいファンの視点を分析して加えることで新しいエヴァファンも喜ぶ企画になると思います。

SHAREPOPでは、コンテンツのSNSにおける熱量を分析し、コラボレーション・タイアップなどで活用した企業プロモーション企画制作を行っています。

➡制作実績はこちら
➡お問合せはこちら

メルマガ「週刊バーチャルYouTuberマーケティング」配信中です

毎週月曜日にバーチャルYouTuberのマーケティング情報をお届けするメルマガ「週刊バーチャルYouTuberマーケティング」を配信しています。ご登録の方は以下のフォームをご記入ください。
入力後、メールが届きます(迷惑メールに入ることもありますのでご注意ください)

[mailpoet_form id=”1″]

プライバシーポリシー

SHAREPOP LAB

そのほかの記事

コラム

生首なのか…?ガンダムなのか…? 斗和キセキの異常なエンゲージメント性の秘密──

斗和キセキさんはデビュー時から大きな話題を巻き起こしてきた人気VTuberの一人で、SHAREPOPでは以前にも彼女が行ったクラウドファンディングについて取り上げていました。 達成率は10,000%を越え、1,400万円以上を集める歴史的な大成功でさらに知名度を高めた斗和キセキさ…

Read more >
コラム

2019夏アニメ「第1話放送」というお祭りは、如何にして作られたか。

今年の夏アニメも第一話が続々と放送され、各所でさまざまな話題を巻き起こしています。 筆者としては「ラブライブ!」や「宇宙よりも遠い場所」でシリーズ構成、脚本をてがけた花田十輝さんが"魔法少女×ロボットアニメ"を描く「グランベルム」や、 なかやまきんに君をはじめとした筋肉タレントと…

Read more >
一覧で見る

Contact

「SHAREPOP」では、企業様のマーケティングに関するご相談・ご質問を承っております。お気軽にご連絡ください

問い合わせる