キムラ イズミ キムラ イズミ Editor

SHAREPOPでは主にアニメのフォロワー数と話題数の記事を書いている。
アニメ好き。来期アニメ検討会が楽しい。最近楽しかった遊びは、Amazonプライムで適当にアニメを流して制作会社を当てるゲーム(あまり当たらない)。
桜の味のお菓子が好き。

SHAREPOPでは主にアニメのフォロワー数と話題数の記事を書いている。
アニメ好き。来期アニメ検討会が楽しい。最近楽しかった遊… さらに表示する

お問い合わせはこちら
記事を書いた人
コラム

【放送直前】「鬼滅の刃」「フルーツバスケット」「さらざんまい」・・・2019年 春アニメの注目タイトルをSNSから探る

4月に入り、元号「令和」の発表と共に2019年の春アニメの放映も始まっていますね。毎クール数多くのアニメタイトルが放送される中、今期のアニメファンの熱量はどのように・どこに集まっているのでしょうか?

特にアニメはいかに「第1話の放映前に多くの“待機勢”がいる状況にできるか」が話題作になるかどうかの重要なポイントになります。

第1話放映直前の「公式アカウントのフォロワー数」「各タイトルのSNS話題数」から、分析を行ってみたいと思います。

TVシリーズ・原作ものが占める上位フォロワー数

2019年春アニメの各作品の公式アカウントから、放送直前(3月末)でフォロワー数が多い順に並べたグラフです。

やはり「進撃の巨人」をはじめとした2期・3期と続いているシリーズもの、また「鬼滅の刃」など原作・アニメが一緒になっているアカウントが上位を占めています。これらは運用期間が長くフォロワー数を既に一定数獲得しているので、妥当な結果といえます。

その中でも、今期のテレビアニメ専用のアカウントで多くのフォロワーを獲得しているのが「フルーツバスケット」です。テレビアニメ化が発表された2018年秋に開設され、放送前までに7万フォロワーを獲得しました。

SNS話題数からみる熱量の作り方

放送直前(3月末)のSNSの話題数を見ても「フルーツバスケット」はアニメ化記念イベント・コラボグッズなどをリリースし、「進撃の巨人」「ワンパンマン」「文豪ストレイドッグス」といった既に地位を確立している作品と同等の話題数が生まれていることがわかります。

また、「フルーツバスケット」がどのようなキーワード・単語と共に語られているかを調べるため、SNSの文章に対してテキストマイニングをかけてみます。

すると、2方向から作品を楽しみにするファンの文脈が推測できます。

「懐かしい」という形容詞は、18年前の人気作品の再アニメ化ということで旧来のファンが。

「読む」というキーワードは、現在連載中の次世代篇「フルーツバスケットanother」の読者と考えられます。

また、「泣く」というキーワードからは、作品の”泣き”要素が、ファンにとって重要な体験だったとわかります。

世代を超えて”泣き”を共有できるアニメ

旧来ファンと、次世代ファンを巻き込みながら、放送前の注目を集めた「フルーツバスケット」。

企業タイアップの視点からは、新旧のキャラクターを織り交ぜながら共通体験である「泣ける」という文脈を共有できるようなコラボプロモーションが考えられるのではないでしょうか。

実際に第1話以降がどのような反響になっていくのかが楽しみです。

次回は2019春アニメの各作品の第一話の反響などもお知らせしていきたいと思います!

SNSにおけるアニメ作品の反響分析

Twitterやってます

お問合せ

SHAREPOPでは、アニメなどのコンテンツのSNS分析・コラボレーションのプランニングを承っております。

➡制作実績はこちら
➡お問合せはこちら

SHAREPOP LAB

そのほかの記事

コラム

生首なのか…?ガンダムなのか…? 斗和キセキの異常なエンゲージメント性の秘密──

斗和キセキさんはデビュー時から大きな話題を巻き起こしてきた人気VTuberの一人で、SHAREPOPでは以前にも彼女が行ったクラウドファンディングについて取り上げていました。 達成率は10,000%を越え、1,400万円以上を集める歴史的な大成功でさらに知名度を高めた斗和キセキさ…

Read more >
コラム

2019夏アニメ「第1話放送」というお祭りは、如何にして作られたか。

今年の夏アニメも第一話が続々と放送され、各所でさまざまな話題を巻き起こしています。 筆者としては「ラブライブ!」や「宇宙よりも遠い場所」でシリーズ構成、脚本をてがけた花田十輝さんが"魔法少女×ロボットアニメ"を描く「グランベルム」や、 なかやまきんに君をはじめ…

Read more >
一覧で見る

Contact

「SHAREPOP」では、企業様のマーケティングに関するご相談・ご質問を承っております。お気軽にご連絡ください

問い合わせる