
【SNSレポート】ベタなアニメ公式Twitterの法則【キャンペーン・プロフィール編】
アニメ公式Twitterは、どのようなアカウント作りをしているのでしょうか。
現在判明している来期アニメの中でも、「既存アニメに関係しない」かつ「原作との兼用アカウントでない」作品の公式Twitter、19アカウントを例に、キャンペーン、プロフィール文におけるベタな法則を調べてみました。
【ベタ1】初キャンペーンは「声優のサインプレゼント」
多くの公式Twitterでは、フォロワー数を増やすためにフォロー&何かのキャンペーンをすることが多いです。2019冬アニメでは2019/3/8時点で、14アカウント中10ものアカウントがプレゼントキャンペーンを行っていました。
キャンペーンの内容はほとんど全てのアカウントがフォロー&リツイートキャンペーンとなっており、ツイートのインプレッション数(閲覧数)を増やしたい、多くの人にアニメの存在を知ってほしいとの考えが伺えます。
唯一、MIXのアカウントだけが、初キャンペーンが「フォロー&ツイートキャンペーン(ハッシュタグ)」となります。登場キャラクターの声優を予想し、#キャストリレー発表 を付けてツイートするという、作品と声優の両方の知識を要するマニアックな応募方法となっています。インプレッション(閲覧数)よりも、ある程度アニメについて知識のあるフォロワーを獲得したいとの考えが伺えます。
キャンペーンの商品は、10個中8個が声優のサインが書かれたものになっています。残りの2つは声優のサインがついていないポスターと、キャラクターデザインを担当したスタッフのイラストとなっており、監督や脚本や音響スタッフのサインがついているものはありません。
【ベタ2】プロフィール文に「●年○月放送予定(作品名)公式ツイッターです」
調査対象19アカウント中、半数以上がプロフィール文に書いていた情報は「放送開始時期」「作品名」「原作情報またはオリジナルアニメであるアナウンス」「公式アカウントであるアナウンス」「推奨ハッシュタグ」の5つでした。
アニメをリアルタイム視聴するための「作品名」「放送開始時期」、作品の概要を伝える「原作情報」、SNSトラブルを少しでも防ぐための「公式アカウントであるアナウンス」、SNSの長所を生かすための「公式ハッシュタグ」の5つを付けているアカウントが多いという結果になりましたが、作品毎にウリが違うので、少しずつ書くことは違っています。ひとまずこの5つの要素が「ベタ」と言えます。
そして、その5つをすべて満たしている「この音」のプロフィールは、以下のようになっています。
まとめ
というわけで、ベタなアニメ公式Twitterの法則は
・初キャンペーンで声優のサインをプレゼントする
・プロフィール文に「放送開始時期」「作品名」「原作情報またはオリジナルアニメであるアナウンス」「公式アカウントであるアナウンス」「推奨ハッシュタグ」が入っている
となります。
前回の3つの法則(前回記事URL)に加え、今回の2つの法則を満たすと、アニメ公式Twitterだとわかりやすいですね。
【おまけ】来期アニメTwitterのフォロワー数推移は?
ついでに、2019/3/7時点で発表されている2019年春アニメの、公式Twitterのフォロワー数の推移を調べてみました。
前回の記事で、シリーズが続いている作品は既存ファンがいることからフォロワーが多くなっているとお伝えしましたが、フォロワー増加数では新規の作品もTOP5に入っています。先程紹介した「この音」が2位に入っていますね!
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